阿波藍専攻班近況報告
国府町CATVの取材
このほど、天然酵母のパン「くまごろう」(徳島市国府町)から発売中の藍ワッサン。
今日は、本校阿波藍専攻班の食藍への取組の様子を国府町CATVが取材に来てくださいました。
日頃の取組を広く発信できる機会とあって、いつも以上に目を輝かせていた専攻生でした。
今年の藍畑は元気です!
今年の梅雨は例年よりもかなり早い時季に入りましたが、タデアイたちは大喜びのようです。
昨年の同じ日の記録写真と見比べても、その違いがよく分かります。
6月中旬に予定している1番刈りまで、丁寧な栽培管理を継続します。
本藍染めYシャツ完成!
県教育委員会の先生方から御注文をいただいておりましたワイシャツの本藍染めですが、このほどようやく完成を迎えることができました。
染色を担当した2年生の阿波藍専攻生は、染色前の精錬(熱湯による不純物の除去)に始まり、度重なる染色を経て再び熱湯による灰汁抜きと、ようやく納得の一着に仕上げることができたと満足げでした。
7月の「とくしま藍推進月間」を前に、本藍染めの難しさと奥深さを実感した専攻生でした。
東新町商店街にも(藍LOVEますく)
このほど、東新町商店街のPONT NEUF(ポンヌフ)さんに「藍LOVEますく」を置かせていただくこととなり、阿波藍専攻班3年生の代表生徒2名が納品にうかがいました。
店主のヒサノ ヨシコさんは、日頃より「シャッター商店街に灯りを取り戻す!」と精力的に活動されており、今回の私たちの申し出にも快諾をいただきました。
PONT NEUFとはフランス語で「新しい橋」を意味するとか。文字どおり、阿波藍専攻班と東新町商店街との新しい橋となってくださいました。
今後も、可能な限り商店街の賑わいづくりに参加していきたいと考えています。
カフェギャラリーで展示・即売(阿波藍)
このほど、徳島市地場産業振興協会からのお誘いをいただき、「ギャラリー花杏豆」(徳島市八万町)で、本藍染め商品の販売やパネル展示を行うこととなりました。
ストール(3種類)、マフラータオル、藍LOVEますく、缶バッジを販売しています。
お食事で来店された方の目に止まるように良いスペースを準備していただきました。
日頃の取組が一人でも多くの方に認知していただけると嬉しいです。
◆開催期間:5月12日(水)~5月30日(日)
藍ワッサン ~地元のパン屋さんとのコラボレーション~
このほど、天然酵母のパン工房「くまごろう」様(徳島市国府町)から、タデアイの乾燥葉パウダーを使用したクロワッサン「藍ワッサン」が発売されました。
本校植物活用科の阿波藍専攻班が、農場の一角で無農薬栽培したタデアイの葉を天日乾燥させ、それを障がい者就労支援センター「かがやき」(阿波市市場町)でパウダーに加工していただいています。
コックコートを染色するために来校された「くまごろう」の松浦夫妻からのご提案により、このコラボレーションが進み始めました。
有り難いつながりが、藍の可能性を確実に広げています。
藍LOVEますく ~店頭販売~
このほど、セルフうどんのやました様(徳島市国府町)から、「城西高校の藍染めマスクをうちのお店においてもらっても良いですよ!」と、有り難いお誘いをいただき、早速代表生徒が納品に伺いました。
コロナ禍の影響により、多くのイベントが中止や延期を余儀なくされ、目標を失いかけていた生徒の目に輝きが戻ってきました。
日頃の学習活動の成果を、認知していただく機会をプロデュースしていただいた山下様ご夫妻に感謝申し上げます。
ワイシャツを本藍染め
7月は「とくしま藍推進月間」です。それを前に、県教育委員会の先生方からワイシャツの染色依頼をいただいています。5年前からこの時季の恒例行事ともなっています。
担当しているのは植物活用科2年生の阿波藍専攻生。一人一着を最後の色止めまで責任を持って仕上げていきます。
幾重にも染色を重ね、納得の一着を目指します。
タデアイすくすくと
ゴールデンウィークが明け、久しぶりに藍畑へ行くとタデアイの生育ぶりに驚かされました。
良いタイミングで雨に恵まれ、例年よりも順調に生育しています。
今日は、植物活用科の2年生15名が、株間と畝間の除草実習を丁寧に行いました。
「藍LOVEますく」販売に向けて
新しい生活様式に必須アイテムとなったマスク。昨年度、本校オリジナルの「藍LOVEますく」を製造販売したところ、情報番組で取り上げられたことをきっかけに人気に火が付き、今もなお在庫のお問い合わせをいただいています。
ますく班の担当生徒は、各種イベントに参加して販売できることを楽しみに、分業して丁寧に進めています。
本藍染めヨガウエア ~エシカルファッション~
昨年度、2021年版の新作ヨガウェアの染色でコラボレーションさせていただいた株式会社YinYang(インヤン)【京田辺市とインドネシア バリ島を拠点】から、「阿波藍コレクション(ヨガウエア)の発売が決まりました!」との連絡を受けました。
生徒の手により丁寧に染め上げられた叢雲(むらくも)柄のヨガウエア。モデルと撮影場所(石垣島)、プロカメラマンにより一段とグレードアップしたように見えます。
さらに、秋冬用のヨガウエアの染色依頼もいただき、生徒のモチベーションアップにつながるニュースとなりました。
マスク生地の染色に追われる日々
今や、新しい生活様式には必須アイテムとなった「マスク」。阿波藍専攻班には、県内外からマスク生地の染色依頼が寄せられており、専攻生徒は染色実習に忙しい日々を送っています。
決して焦らず、染色液の状態を考慮しながら丁寧に進めることとしています。
タデアイ苗の定植
4月2日(金)・3日(土)の2日間、タデアイ苗を藍畑(2,000㎡)へ定植しました。
約6,500株もの苗の定植でしたが、阿波藍専攻生が協力して丁寧に実習を進めました。
今後は、かん水、除草、土寄せ、追肥などの栽培管理作業に追われる日々です。
四国ESDフォーラム2021(阿波藍)
このほど、四国地域におけるESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)の実践事例の紹介や意見交換を行うフォーラムに、2年生の阿波藍専攻生4名がオンライン(Zoom)で参加させていただきました。
最初は、「ESD」や「SDGs」など日頃は聞き慣れない言葉に戸惑いもあったようですが、多くの実践事例の発表や意見交換をとおして、自分たちが行っている阿波藍に関する学習がその理念に叶っていることを理解し、より強い自信と誇りにつながったようでした。
本校の事例発表にも多くの関心が寄せられ、今後の活動への参考となるご意見もいただくなど、大変充実した一日となりました。
タデアイが発芽しはじめました!
10日前に種まきを行ったタデアイですが、発芽がはじまり育苗ハウス内が賑やかになってきました。
4月上旬に予定している藍畑への定植までの間、丈夫な苗になるよう全集中で管理します。
本藍染めに興味津々
令和3年2月27日(土)
このほど、海上自衛隊徳島教育航空群指令に着任された町島 敏幸 一等海佐をはじめ群の皆様が本藍染め体験にお越しくださいました。
町島群指令は阿波藍への関心が強く、阿波藍の歴史や伝統技法に関する説明に熱心に耳を傾けておられました。
持参された手ぬぐいを見事な叢雲(むらくも)柄に染め上げられ、満足のご様子でした。
種まき完了!(阿波藍)
令和3年2月24日(水)
昨年よりも3日早く、今年の種まきを行いました。
1週間前に培養土を入れて準備をしておいた128穴のセルトレイ100枚に、阿波藍専攻班2年生8名が分担して丁寧に種まきしました。
染料すくも用品種「白花小上粉」を70枚、食藍用品種「赤茎小千本」を30枚。
発芽が楽しみです。
ヨガウェアの染色 ~その2~
株式会社YinYang(バリ島、京田辺市)から依頼を受けている新作ヨガウェアの染色ですが、いよいよ本日スタートさせました。
「叢雲(むらくも)柄に」というリクエストに全力でお応えすべく、丁寧に心を込めて進めています。
担当した2年生の阿波藍専攻生は、染め上がりを確認し「私が欲しいです!」と自画自賛していました。
ヨガウェアの染色 ~その1~
このほど阿波藍専攻班は、バリ島(インドネシア共和国)と京田辺市(京都府)を拠点にヨガウェアの製造販売を行っている株式会社Yin Yangの2021年新作ヨガウェアの藍染めを担当させていただくこととなりました。
バリ島で縫製されたオーガニックコットンのヨガウエア20組が到着し、染色前の糊抜き作業を行っています。
素材の品質や伝統技法による染色など、消費者にエシカルファッションを提案し続ける同社からの染色依頼は、誇りであり今後の活動への大きな自信ともなります。
専攻生一丸となり、真心を込めて丁寧に進めていきます。
藍畑の準備
この時季の風物詩ともなった藍畑への堆肥の散布を行いました。
湯気が上がる堆肥を20アール(2,000㎡)の藍畑全面へ散布するのに2日かかりました。
トラクターで耕うんしたあとは、4月上旬の苗の定植まで寝かせてやります。