阿波藍専攻班近況報告
2年生がTシャツを藍染めしました。
2年生が課題研究の授業で,イベント等で着用する藍染Tシャツを染色しました。
それぞれがオリジナルのデザインを考えていました。これから様々なイベントで
活躍してくれます。ぜひ直接見に来てください。
藍建て開始!
4月21日,今年度初めての藍建てを開始しました。藍の甕に灰汁と熱湯,そして原料の蒅(すくも)を
注ぎ込みました。先輩方からの技術をしっかりと継承していきます。
藍の甕に蒅(すくも)を入れる様子 |
校内の花壇に食用の藍を定植しました。
4月19日(火)に植物活用科2年生が,生物活用の授業中に花壇に食用のタデアイ苗を
およそ500株定植しました。食用の藍は例年通り「赤茎小千本」という品種です。
食用の藍なので,無農薬で栽培します。
全員でレーキを使ったならし作業 | 等間隔に藍の苗を置く |
丁寧に定植を行う様子 | 一列に植えられた食陽の藍の苗 |
松茂中学生とタデアイ苗を定植!!
4月16日(土),マツシゲートの藍畑に松茂中学生14名と本校の阿波藍専攻生6名が,およそ
2000株の藍の苗を定植しました。今回の苗は,本校で育てた白花小上粉という品種です。
晴天に恵まれながら,松茂中学生たちと交流しながら「藍教育」を実践できました。
中学生に植え方をレクチャーする専攻生① | 中学生に植え方をレクチャーする専攻生② |
タデアイ苗を踏み込んで立たせる中学生 | 中学生と高校生の集合写真 |
タデアイ苗を定植しました。
4月2日(土)3日(日)の2日間で,阿波藍専攻生が城西高校西農場
の藍畑(2000㎡)に白花小上粉という品種のタデアイ苗を定植しました。
およそ6,500株もありましたが,皆で協力し,丁寧に植え付けました。
これから1年間かけてかん水や除草,中耕,追肥などしっかりと管理していきます。
定植を行う様子① | 定植を行う様子② |
今回植えたタデアイ苗(白花小上粉) | 定植後の藍畑 |
副知事が来校(阿波藍)
令和4年3月12日(土)
勝野美江 徳島県副知事が来校され、阿波藍6次産業化プロジェクト学習の一端をご覧いただき、本藍染めも体験されました。
徳島県の伝統文化や農業への関心が強く、生徒のプレゼンにも真剣に耳を傾けておられました。
普段は陽気な生徒も、副知事の前では終始笑顔が引きつっていました。
本藍染めオリジナル商品を納品
このほど、株式会社徳島ジャムコ様よりオリジナルデザインのタオルハンカチの製作依頼をいただき、本日その一部を納品しました。
同社は、海上自衛隊徳島教育航空群に隣接し、主に航空機の整備等を担っておられます。
TC-90型機のシルエットにTJMのロゴをあしらったシンプルなデザインですが、「カッコイイ!」の一言です。
タデアイすくすくと
2月21日(月)に種まきしたタデアイですが、3月上旬に発芽が揃い、その後の陽気も手伝い、ビニルハウス内で順調に生育しています。
約16,000株(128穴セルトレイ130枚分)のタデアイの苗が定植の時を静かに待っています。
3月22日(火)には屋外へ出し、外気温に慣らしていきます。
藍畑への定植は4月2日(土)、3日(日)を予定しています。
《3月3日の様子》
《3月15日の様子》
タデアイの種まき
肌を刺すような冷たい北風が吹く今日、タデアイの種まきを行いました。
昨年に引き続き、今年も松茂町との阿波藍の連携活動が継続することとなり、松茂町チャレンジ課からお二人が来校され、1年生と一緒に実習に取り組んでくださいました。
例年よりも30枚多い130枚の苗箱(128穴セルトレイ)を準備しました。
苗作りは栽培の肝です。良質の苗になるよう、丁寧な栽培管理に努めます。
藍の種子ネットワークづくり 通算3,000件を突破!
平成23年2月にスタートした「藍の種子ネットワークづくり」ですが、これまでに全国47都道府県より御応募をいただいており、このほど節目の3,000件に到達しました。
改めて全国の藍(愛)好家の皆様に感謝申し上げます。
今後も引き続き御応募をお待ちしております。
今年96件目の御応募で通算3,000件に到達 細かい実習に丁寧に取り組む1年生
種子の中から不純物を取り除きます 発送を待つ「小さな城西大使」
「小さな城西大使」日本最西端へ!(阿波藍)
平成23年2月にスタートした「藍の種子ネットワークづくり」も12年目を迎え、全国各地から通算で2970件を超えるご応募をいただいています。
このほど、日本最西端の与那国島から初めてのご応募をいただきました。
改めて、全国各地の藍(愛)好家の皆様に厚くお礼申し上げます。
今後も引き続き「小さな城西大使」を全国津々浦々へ派遣します。
良い染色には、まず土作りから(阿波藍)
毎年、この時季の植物活用科の風物詩となっている、藍畑への元肥施肥が終わりました。藍畑20アール(2,000㎡)に牛糞堆肥20トン、油かす200kgを2日間かけて均一に施肥しました。
トラクターで耕うんした後は、3月下旬の苗の定植まで寝かせてやります。
良い染色のためには、まず土作りを大切にしています。
園児の藍染め体験をエスコート
今日は、本校に隣接する加茂名南幼稚園の園児13名が2班に分かれて来校し、本校の植物活用科阿波藍専攻班の2年生13名と本藍染めをとおした交流を行いました。
いつもは受け身がちな専攻生ですが、園児を優しくエスコートする姿は頼もしく見えました。
この一年もコロナ禍により、対面での交流が制限されてきましたが、2年生の専攻生は次期主力へと着実に成長しています。
北海道伊達高等養護学校とのオンライン交流(阿波藍)
このほど、北海道伊達高等養護学校からの依頼を受け、阿波藍に関する取組の紹介を兼ねたオンラインでの交流を行いました。
北海道の南部に位置する伊達市でもタデアイの栽培が盛んで、徳島県に次いで全国2位の栽培面積を誇るのだとか。
「藍染めを地域の活性化に繋げたい!」という本校ともリンクする熱い思いに共感しました。
今後も交流を継続し、タデアイの栽培や染料すくもの製造、伝統技法の染色液による染色など、一貫した工程に関する互いのスキルアップに繋げていきたいです。
文字通り「インディゴソックス」
このほど、四国アイランドリーグ「徳島インディゴソックス」のスポンサーであり、同球団にソックスを提供している「東光株式会社」様より、来シーズンのソックス染色の依頼を頂きました。
地元の伝統産業である「阿波藍」について、タデアイの栽培から染料の製造、伝統技法の染色液による染色とその商品販売までを高校生が一貫して行っていることに大きなストーリー性を感じていただいての染色依頼となりました。
心を込めた丁寧な染色に努めますが、インディゴソックスの選手との交流があるかもしれないと思うと今から楽しみになってきました。
6次産業化実践教育ステップアップ事業(阿波藍)
12月18日(土)
本校(農業)と徳島科学技術高校(工業)、徳島商業高校(商業)の3校協働による「6次産業化実践教育ステップアップ事業」(徳島県教育委員会教育創生課)の連携活動を行いました。
7年目の今年度は、昨年度までの食藍の成果物を見直し、食藍パウダーの配合割合を変えたり、新たな食藍シリーズを追加することとしました。
3校の代表生徒らによる食味検査により、マドレーヌとクッキーについては、それまでの食藍パウダー5%配合を2%配合としました。
フィナンシェについては、意見が分かれたため従来の5%配合を残しつつ、2%配合も追加することとしました。
これらの商品に加え、本年度は「チュチュチュロスカフェ」との連携により、食藍チュロス(食藍パウダー2%配合)も仲間入りさせることとしました。
当日は、寒風が吹き抜ける商店街に多くのお客様にお越しいただき、マドレーヌとクッキー、フィナンシェは完売。チュロスも35本を販売することができました。
今後も、3校による連携活動で阿波藍の新たなカタチを模索していきます。
寝せ込み終了!(阿波藍専攻班)
10月13日(水)にスタートした「寝せ込み(天然染料すくもの製造)」ですが、これまでに10回の「切り返し(打ち水と撹拌)」を重ね、ようやく12月7日(火)に叺(かます:ワラで編んだ袋)への詰め込みとなりました。
しかし、これで染料が完成したわけではなく、半年以上熟成させた来夏に染色液に使用することとなります。
今年は、松茂町チャレンジ課や松茂町地域おこし協力隊との連携により、松茂町で収穫されたタデアイも一緒に寝せ込みました。
来年もこの連携が継続され、阿波藍文化を継承するための連携がさらに強化されることを願っています。
天然染料すくも完成間近!
2ヶ月前にスタートした「寝せ込み(天然染料すくもの製造)」ですが、これまでに10回の「切り返し(水を打って撹拌すること)」を行いました。
本校の卒業生であり現代の名工の藍師 佐藤 好昭 氏からの御指導を忠実に守ってきたことが功を奏し、近年は70℃前後の発酵熱も長期間継続するようになりました。
いよいよ次回は、叺(かます)への詰め込み実習です。その後は、半年以上の熟成期間に入ります。
染料完成まではまだまだ道半ばと言ったところです。
自衛隊尽くしの一日(阿波藍専攻班)
11月23日(火)「勤労感謝の日」
この日は、自衛隊の皆様が本藍染め体験にお越しくださいました。
午前中は、海上自衛隊徳島教育航空群の町島群司令が、ご自身の帽子などを持ち込まれ染色を楽しまれました。群司令は藍染めや阿波藍文化について強い関心をお持ちで、本校へは度々お越しになっておられます。
午後は、自衛隊徳島地方協力本部の皆様がお越しになり、阿波藍専攻班の取組や阿波藍の歴史について理解を深められました。本藍染めも楽しまれたり、染料を製造している寝床の見学もしていただいたりと中身の濃い時間を過ごされました。
自衛隊の皆様とは、阿波藍をとおして貴重なつながりを構築しています。今後、さらに活発な交流や連携につながるよう、阿波藍専攻班の可能性を模索します。
染色した帽子と竹筒にご満悦の町島群司令(左)と竹崎隊員 / 自衛隊徳島地方協力本部の皆様と3年生の専攻生(前列右2名)
あいずみスマイリーマルシェで藍染め体験!
2年ぶりに参加させていただいた「あいずみスマイリーマルシェ」(板野郡藍住町勝瑞)では、初めて本校の染色液を会場に持ち込んで藍染め体験ブースを運営しました。
前日に会場に持ち込んでおいた染色液は、一晩中加温していたこともあり出足は順調でしたが、午後には調子が悪くなり十分な色が出ませんでした。改めて、屋外でのイベントの難しさを痛感しました。