活動内容

阿波藍専攻班近況報告

良い染色には、まず土作りから(阿波藍)

 毎年、この時季の植物活用科の風物詩となっている、藍畑への元肥施肥が終わりました。藍畑20アール(2,000㎡)に牛糞堆肥20トン、油かす200kgを2日間かけて均一に施肥しました。

 トラクターで耕うんした後は、3月下旬の苗の定植まで寝かせてやります。

 良い染色のためには、まず土作りを大切にしています。

 

 

園児の藍染め体験をエスコート

 今日は、本校に隣接する加茂名南幼稚園の園児13名が2班に分かれて来校し、本校の植物活用科阿波藍専攻班の2年生13名と本藍染めをとおした交流を行いました。

 いつもは受け身がちな専攻生ですが、園児を優しくエスコートする姿は頼もしく見えました。

 この一年もコロナ禍により、対面での交流が制限されてきましたが、2年生の専攻生は次期主力へと着実に成長しています。

 

 

 

 

北海道伊達高等養護学校とのオンライン交流(阿波藍)

 このほど、北海道伊達高等養護学校からの依頼を受け、阿波藍に関する取組の紹介を兼ねたオンラインでの交流を行いました。

 北海道の南部に位置する伊達市でもタデアイの栽培が盛んで、徳島県に次いで全国2位の栽培面積を誇るのだとか。

 「藍染めを地域の活性化に繋げたい!」という本校ともリンクする熱い思いに共感しました。

 今後も交流を継続し、タデアイの栽培や染料すくもの製造、伝統技法の染色液による染色など、一貫した工程に関する互いのスキルアップに繋げていきたいです。

 

 

 

 

文字通り「インディゴソックス」

 このほど、四国アイランドリーグ「徳島インディゴソックス」のスポンサーであり、同球団にソックスを提供している「東光株式会社」様より、来シーズンのソックス染色の依頼を頂きました。

 地元の伝統産業である「阿波藍」について、タデアイの栽培から染料の製造、伝統技法の染色液による染色とその商品販売までを高校生が一貫して行っていることに大きなストーリー性を感じていただいての染色依頼となりました。

 心を込めた丁寧な染色に努めますが、インディゴソックスの選手との交流があるかもしれないと思うと今から楽しみになってきました。

 

 

6次産業化実践教育ステップアップ事業(阿波藍)

12月18日(土)

 本校(農業)と徳島科学技術高校(工業)、徳島商業高校(商業)の3校協働による「6次産業化実践教育ステップアップ事業」(徳島県教育委員会教育創生課)の連携活動を行いました。

 7年目の今年度は、昨年度までの食藍の成果物を見直し、食藍パウダーの配合割合を変えたり、新たな食藍シリーズを追加することとしました。

 3校の代表生徒らによる食味検査により、マドレーヌとクッキーについては、それまでの食藍パウダー5%配合を2%配合としました。

 フィナンシェについては、意見が分かれたため従来の5%配合を残しつつ、2%配合も追加することとしました。

 これらの商品に加え、本年度は「チュチュチュロスカフェ」との連携により、食藍チュロス(食藍パウダー2%配合)も仲間入りさせることとしました。

 当日は、寒風が吹き抜ける商店街に多くのお客様にお越しいただき、マドレーヌとクッキー、フィナンシェは完売。チュロスも35本を販売することができました。

 今後も、3校による連携活動で阿波藍の新たなカタチを模索していきます。