阿波藍専攻班近況報告
寝せ込み順調です!(阿波藍)
天然染料すくもの製造を意味する「寝せ込み」。
5日~7日ごとに行う「切り返し(打ち水と撹拌)」は5回を終え、発酵温度は70℃の大台を超えました。
いよいよ本格的な発酵に突入といったところです。
寒くても「寝床」と呼ばれる土間の上では素足での実習です。発酵の熱やアンモニア臭を直に感じながら、伝統の技術習得に汗を流しています。
海上自衛隊徳島教育航空群より感謝状を頂きました!
このほど、本藍染め体験やオリジナルグッズの製作などで連携や交流を行っている海上自衛隊徳島教育航空群より感謝状を頂きました。
11月1日が「自衛隊記念日」であることから、徳島教育航空群で開催された式典に出席させていただきました。
2年生の阿波藍専攻生2名は、完成したばかりの本藍染めオリジナルグッズを隊員の方へお渡しする機会を得ました。すごく緊張していたようで、マスク越しに引きつった笑顔が分かりました。
今後もこのご縁を大切にし、連携と交流を継続していきます。
第72回日本学校農業クラブ全国大会(阿波藍)
このほど、兵庫県で開催された第77回日本学校農業クラブ全国大会。3年生の阿波藍専攻班5名は、プロジェクト発表会分野Ⅲ類に四国ブロック代表として出場しました。
四国大会終了後、全国大会に向けて休日返上で練習に取り組んできましたが、残念ながら入賞には至りませんでした。
全国9ブロックの代表の発表から、大きな刺激を受けて帰ってきました。
出場しなければ感じることのできない緊張感や達成感は、人生の宝物になったようです。
「全国大会入賞は後輩へ託す!」今後も、阿波藍の伝統を次代へつなぐ取組を継続します。
1回目切り返し(阿波藍専攻班)
10月13日(水)にスタートした今年の「寝せ込み(天然染料すくもの製造)」ですが、本日、1回目の「切り返し(打ち水と撹拌)」を行いました。
順調に発酵している様子で、発酵温度は57℃を超えてきました。
2年生の阿波藍専攻生は、発酵熱を直に感じながら手際よく実習を進めました。
打ち水の加減や、葉藍の塊を細かく砕くなど専門的な技術習得の道のりは、果てしなく遠い感じがしました。
染料「すくも」の製造を開始!
本日、「寝せ込み」(染料の製造)をスタートさせました。
今年は、マツシゲート(板野郡松茂町)で収穫された葉藍も一緒に寝せ込むこととなり、松茂町からチャレンジ課と地域おこし協力隊の皆さんが参加してくださいました。
6月下旬に収穫した1番刈りの葉藍に水を打ち、十分に撹拌した後に整形して寝かせました。
2年生の阿波藍専攻生も慣れない手つきで実習に取り組みましたが、本日からの約2ヶ月間は染料の善し悪しに関わる緊張の日々となります。