阿波藍専攻班近況報告
とくしまマルシェ ~藍フェア~
7月26日(日)
新型コロナウイルスの影響により校外での販売活動等を自粛していたため、この日が今年度初のイベントへの参加となりました。
マスクと手袋の着用や手指消毒の実施など、ウィルス対策を行っての参加となりました。
あいにくの空模様となりましたが、多くの方にご来場いただき、日頃の阿波藍に関する取組をPRすることができました。
目玉商品の『藍LOVEますく』は、開店1時間後には完売となり、新しい生活様式の浸透ぶりをうかがうこともできました。
1番刈りと藍粉成しが終わると、マスクの製作を再開します。
炎天下での藍粉成し(あいこなし)
この日は、前日にも増して厳しい暑さに見舞われ、生徒の集中力を奪っていきました。
前日に収穫したタデアイ約2トンに加え、新たに約1トンを収穫し「藍粉成し」(葉と茎とを分ける工程)を行いました。
この日は、松茂町チャレンジ課から2名の女性職員が来校され、1番刈りと藍粉成しを体験されました。松茂町では、藍を活用したまちづくり事業を計画されており、今後も本校の阿波藍に関する一貫した取組を工程ごとに体験されることになっています。
炎天下で行うこの実習では、染料すくもの原料となる「葉藍」と呼ばれる乾燥葉を作ります。新型コロナウイルスの影響により、今年度の生徒の実習が遅れていましたが、今回の長雨によりタデアイの生育が旺盛になり、葉藍の収穫量は昨年度に比べて大幅に増加しそうです。
あと1週間程度は、1番刈りと藍粉成しが続きます。
1番刈り(阿波藍専攻班)
令和2年7月20日(月)
長雨等により延び延びとなっていた、今年度1回目のタデアイの収穫「1番刈り」がようやく始まりました。
1年生は茹だるような暑さの中、初めての実習に戸惑いつつも予定していた面積を丁寧に刈り終えました(約2,000kg)。
翌日は、「藍粉成し」と呼ばれる葉と茎とを分ける実習です。
このように、一つ一つの専門的な工程を体験をとおして覚えていきます。
県庁内で取組を紹介(阿波藍専攻班)
7月の「とくしま藍推進月間」を前に、徳島県庁内の県教育委員会フロアで阿波藍専攻班の取組を紹介しています。
活動をまとめたパネルや、染色実習で製作したTシャツやバンダナなどで推進月間に花を添えることができました。
梅雨の中休みに(阿波藍専攻班)
貴重な晴天のもと、1番刈り直前の除草実習を行いました。染料すくもの品質向上のためには欠かすことのできない除草。イネ科やキク科の雑草を見つけては丁寧に抜き取る実習は、暑さとの戦いでもあります。