阿波藍専攻班近況報告
北海道伊達高等養護学校とのオンライン交流(阿波藍)
このほど、北海道伊達高等養護学校からの依頼を受け、阿波藍に関する取組の紹介を兼ねたオンラインでの交流を行いました。
北海道の南部に位置する伊達市でもタデアイの栽培が盛んで、徳島県に次いで全国2位の栽培面積を誇るのだとか。
「藍染めを地域の活性化に繋げたい!」という本校ともリンクする熱い思いに共感しました。
今後も交流を継続し、タデアイの栽培や染料すくもの製造、伝統技法の染色液による染色など、一貫した工程に関する互いのスキルアップに繋げていきたいです。
文字通り「インディゴソックス」
このほど、四国アイランドリーグ「徳島インディゴソックス」のスポンサーであり、同球団にソックスを提供している「東光株式会社」様より、来シーズンのソックス染色の依頼を頂きました。
地元の伝統産業である「阿波藍」について、タデアイの栽培から染料の製造、伝統技法の染色液による染色とその商品販売までを高校生が一貫して行っていることに大きなストーリー性を感じていただいての染色依頼となりました。
心を込めた丁寧な染色に努めますが、インディゴソックスの選手との交流があるかもしれないと思うと今から楽しみになってきました。
6次産業化実践教育ステップアップ事業(阿波藍)
12月18日(土)
本校(農業)と徳島科学技術高校(工業)、徳島商業高校(商業)の3校協働による「6次産業化実践教育ステップアップ事業」(徳島県教育委員会教育創生課)の連携活動を行いました。
7年目の今年度は、昨年度までの食藍の成果物を見直し、食藍パウダーの配合割合を変えたり、新たな食藍シリーズを追加することとしました。
3校の代表生徒らによる食味検査により、マドレーヌとクッキーについては、それまでの食藍パウダー5%配合を2%配合としました。
フィナンシェについては、意見が分かれたため従来の5%配合を残しつつ、2%配合も追加することとしました。
これらの商品に加え、本年度は「チュチュチュロスカフェ」との連携により、食藍チュロス(食藍パウダー2%配合)も仲間入りさせることとしました。
当日は、寒風が吹き抜ける商店街に多くのお客様にお越しいただき、マドレーヌとクッキー、フィナンシェは完売。チュロスも35本を販売することができました。
今後も、3校による連携活動で阿波藍の新たなカタチを模索していきます。
寝せ込み終了!(阿波藍専攻班)
10月13日(水)にスタートした「寝せ込み(天然染料すくもの製造)」ですが、これまでに10回の「切り返し(打ち水と撹拌)」を重ね、ようやく12月7日(火)に叺(かます:ワラで編んだ袋)への詰め込みとなりました。
しかし、これで染料が完成したわけではなく、半年以上熟成させた来夏に染色液に使用することとなります。
今年は、松茂町チャレンジ課や松茂町地域おこし協力隊との連携により、松茂町で収穫されたタデアイも一緒に寝せ込みました。
来年もこの連携が継続され、阿波藍文化を継承するための連携がさらに強化されることを願っています。
天然染料すくも完成間近!
2ヶ月前にスタートした「寝せ込み(天然染料すくもの製造)」ですが、これまでに10回の「切り返し(水を打って撹拌すること)」を行いました。
本校の卒業生であり現代の名工の藍師 佐藤 好昭 氏からの御指導を忠実に守ってきたことが功を奏し、近年は70℃前後の発酵熱も長期間継続するようになりました。
いよいよ次回は、叺(かます)への詰め込み実習です。その後は、半年以上の熟成期間に入ります。
染料完成まではまだまだ道半ばと言ったところです。
自衛隊尽くしの一日(阿波藍専攻班)
11月23日(火)「勤労感謝の日」
この日は、自衛隊の皆様が本藍染め体験にお越しくださいました。
午前中は、海上自衛隊徳島教育航空群の町島群司令が、ご自身の帽子などを持ち込まれ染色を楽しまれました。群司令は藍染めや阿波藍文化について強い関心をお持ちで、本校へは度々お越しになっておられます。
午後は、自衛隊徳島地方協力本部の皆様がお越しになり、阿波藍専攻班の取組や阿波藍の歴史について理解を深められました。本藍染めも楽しまれたり、染料を製造している寝床の見学もしていただいたりと中身の濃い時間を過ごされました。
自衛隊の皆様とは、阿波藍をとおして貴重なつながりを構築しています。今後、さらに活発な交流や連携につながるよう、阿波藍専攻班の可能性を模索します。
染色した帽子と竹筒にご満悦の町島群司令(左)と竹崎隊員 / 自衛隊徳島地方協力本部の皆様と3年生の専攻生(前列右2名)
あいずみスマイリーマルシェで藍染め体験!
2年ぶりに参加させていただいた「あいずみスマイリーマルシェ」(板野郡藍住町勝瑞)では、初めて本校の染色液を会場に持ち込んで藍染め体験ブースを運営しました。
前日に会場に持ち込んでおいた染色液は、一晩中加温していたこともあり出足は順調でしたが、午後には調子が悪くなり十分な色が出ませんでした。改めて、屋外でのイベントの難しさを痛感しました。
海上自衛隊徳島教育航空群の基地祭で藍染め体験!
このほど、海上自衛隊徳島教育航空群で開催された「開隊63周年行事」に参加させていただきました。新型コロナウイルス感染拡大規模を縮小しての開催でしたが、藍染め体験ブースは全国各地からお越しの隊員のご家族の笑顔であふれました。
私たちの日頃の学習活動を、広く発信できた有意義な一日となりました。
寝せ込み順調です!(阿波藍)
天然染料すくもの製造を意味する「寝せ込み」。
5日~7日ごとに行う「切り返し(打ち水と撹拌)」は5回を終え、発酵温度は70℃の大台を超えました。
いよいよ本格的な発酵に突入といったところです。
寒くても「寝床」と呼ばれる土間の上では素足での実習です。発酵の熱やアンモニア臭を直に感じながら、伝統の技術習得に汗を流しています。
海上自衛隊徳島教育航空群より感謝状を頂きました!
このほど、本藍染め体験やオリジナルグッズの製作などで連携や交流を行っている海上自衛隊徳島教育航空群より感謝状を頂きました。
11月1日が「自衛隊記念日」であることから、徳島教育航空群で開催された式典に出席させていただきました。
2年生の阿波藍専攻生2名は、完成したばかりの本藍染めオリジナルグッズを隊員の方へお渡しする機会を得ました。すごく緊張していたようで、マスク越しに引きつった笑顔が分かりました。
今後もこのご縁を大切にし、連携と交流を継続していきます。
第72回日本学校農業クラブ全国大会(阿波藍)
このほど、兵庫県で開催された第77回日本学校農業クラブ全国大会。3年生の阿波藍専攻班5名は、プロジェクト発表会分野Ⅲ類に四国ブロック代表として出場しました。
四国大会終了後、全国大会に向けて休日返上で練習に取り組んできましたが、残念ながら入賞には至りませんでした。
全国9ブロックの代表の発表から、大きな刺激を受けて帰ってきました。
出場しなければ感じることのできない緊張感や達成感は、人生の宝物になったようです。
「全国大会入賞は後輩へ託す!」今後も、阿波藍の伝統を次代へつなぐ取組を継続します。
1回目切り返し(阿波藍専攻班)
10月13日(水)にスタートした今年の「寝せ込み(天然染料すくもの製造)」ですが、本日、1回目の「切り返し(打ち水と撹拌)」を行いました。
順調に発酵している様子で、発酵温度は57℃を超えてきました。
2年生の阿波藍専攻生は、発酵熱を直に感じながら手際よく実習を進めました。
打ち水の加減や、葉藍の塊を細かく砕くなど専門的な技術習得の道のりは、果てしなく遠い感じがしました。
染料「すくも」の製造を開始!
本日、「寝せ込み」(染料の製造)をスタートさせました。
今年は、マツシゲート(板野郡松茂町)で収穫された葉藍も一緒に寝せ込むこととなり、松茂町からチャレンジ課と地域おこし協力隊の皆さんが参加してくださいました。
6月下旬に収穫した1番刈りの葉藍に水を打ち、十分に撹拌した後に整形して寝かせました。
2年生の阿波藍専攻生も慣れない手つきで実習に取り組みましたが、本日からの約2ヶ月間は染料の善し悪しに関わる緊張の日々となります。
トイレの本藍染め暖簾を新調
5年前から、校内10カ所の生徒用トイレに設置してきた「本藍染め暖簾」。このほど、全ての暖簾を新調し気分を一新しました。
本校ならではの風景です。植物活用科の生徒が、心を込めて染色しました。
以前の暖簾も染め直しを行い、長く使用していきます。
海上自衛隊徳島教育航空群とのコラボレーション!(阿波藍)
このほど、海上自衛隊徳島教育航空群より「本藍染めの群オリジナルグッズを製作して欲しい!」との依頼を受け、只今、丁寧な手仕事を進めています。
オリジナルグッズ(マフラータオル、タオルハンカチ、マスク)は、徳島教育航空群の皆さんがご使用になるということで、徳島で任務に当たられた記念としてご愛用いただければ大変有り難いです。
今後も、徳島教育航空群の皆さんとの交流を継続し、オリジナルグッズの一般販売も模索したいと考えています。
2番刈りと藍粉成し(阿波藍)
待ちに待った今年の2番刈りと藍粉成しですが、本日ようやく終了することができました。
2,000㎡分のタデアイの収穫と、葉と茎とを分ける「藍粉成し」とをたった1日で完了することができ、生徒もタデアイに負けずたくましく成長していることを確認できました。
藍粉成しで分けられた茎は、一冬で堆肥にし翌春に藍畑へ投入します。
四国ブロック代表に!(阿波藍専攻班)
第72回日本学校農業クラブ四国大会(令和3年度高知大会)
プロジェクト発表会 分野Ⅲ類(ヒューマンサービス) 最優秀賞受賞!
城西発!次代へつなぐJAPAN BLUE!第12章
~阿波藍伝統技法の継承と広がる連携の輪~
プロジェクト発表会 分野Ⅲ類に徳島県代表として出場した3年生阿波藍専攻班は、夏休み返上で発表の練習に取り組んできましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、活動記録簿の審査と、発表の様子を録画したDVDの審査となりました。
その結果、プロジェクト発表会では徳島県勢として5年ぶりとなる全国大会出場の切符を手にすることができました。ちなみに、5年前に出場したのも阿波藍専攻班の先輩たちでした。
10月下旬に兵庫県での開催が予定されている全国大会ですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響が心配されます。
いずれにせよ、今できる事に精一杯向き合い、着々と準備を進めていきます。
スポーツと伝統文化の融合(阿波藍)
このほど、徳島市体育振興公社より職員の皆さんが来校し、職場で着用するTシャツを本藍染めされました。
市体育振興公社では、スポーツ教室に参加される方に郷土の伝統文化にも触れていただく機会を創出したいとのことで、まずは職員の皆さんがオリジナルTシャツを着用し機運を盛り上げていくそうです。
素晴らしい企画に協力できることに感謝しかありません。
マツシゲ藍の収穫と藍粉成し
このほど、板野郡松茂町の交流拠点施設「matsushigate(マツシゲート)」の藍畑で栽培されたタデアイを収穫し、本校で藍粉成し(葉と茎とを分ける工程)を行いました。
5月に定植した小さな苗は、地域おこし協力隊員の愛情を受けて立派に生育していました。藍粉成しには松茂町職員や地域おこし協力隊員も参加し、本校生徒と協働していただきました。
「マツシゲ藍」の実現に向け、一歩ずつ確実に前進しています。
マルシェで「たたき染め」
令和3年8月8日(日)
この日、板野郡松茂町の多目的交流施設「matsushigate(マツシゲート)」で開催された「まつしげマルシェ」に参加させていただきました。
matsushigateの藍畑で収穫したタデアイの生葉を使い「たたき染め」のイベントを行いました。
この日も猛暑日となりましたが、予想を上回るお客様に体験していただくことができました。
今後も松茂町との連携を継続し、一人でも多くの方に「藍の魅力」を感じていただけるよう努めます。
文部科学大臣政務官が本藍染め体験
このほど、鰐淵 洋子 文部科学大臣政務官が来校し、植物活用科阿波藍専攻班の取組を視察されました。
阿波藍の6次産業化や、エシカルファッションの企業との連携に取り組んでいることなどを紹介すると強い関心を寄せていただき、今後の活動へのエールをいただきました。
限られた時間の中で、政務官のお人柄に直に触れることができた専攻生は、目を輝かせながら今後の取組の更なる発展を誓っていました。
コロナ終息を願って本藍染めの「のぼり」を奉納
このほど、快(こころよし)神社(徳島市南佐古七番町)へ、医療関係者への感謝とコロナウイルスの終息を願い、本藍染めの幟を奉納させていただきました。
2月に染色させていただいた幟は、風雨や日光にさらされ色抜けが激しかったので染め直しさせていただくこととしました。
帰り際にオリジナルの「御朱印」をいただき上機嫌の専攻生でした。
内閣府特命担当大臣が来校
このほど、消費者教育の現場視察のため 井上 信治 内閣府特命担当大臣が来校されました。
3年生の阿波藍専攻生5名は、先輩から引き継いだ6次産業化の学習の様子を説明し、その後、大臣の本藍染め体験をお手伝いさせていただきました。
何度も練習を重ねた甲斐があり、スムーズに進行でき、大臣にも本藍染めを楽しんでいただくことができました。
貴重な経験ができた5人は、少し度胸が付いたようです。
とくしまマルシェ ~藍フェア~
令和3年6月27日(日)
7月の「とくしま藍推進月間」を前に、とくしまマルシェの一角で「藍フェア」が開催され、本校阿波藍専攻班は本藍染め製品や食藍洋菓子の販売を行いました。
心配された天気も持ち直し、多くの来場者で賑わいました。
対面販売を経験できた生徒は、「お客様と接することが、こんなにも楽しい事だとは思わなかった!」と感激した様子でした。
じかにお客様と接することで、私たちも製品もブラッシュアップできることを感じた一日となりました。
本藍染め体験にご満悦
令和3年6月26日(土)
このほど、海上自衛隊徳島教育航空群 町島群指令をはじめ5名の海上自衛隊関係者が本藍染め体験を楽しまれました。
徳島の伝統文化である「阿波藍」に強い関心を待たれている町島群指令は、ご自身のYシャツを納得の色味に染色されご満悦の様子でした。
県外出身の皆様が、徳島の伝統文化に触れる時間に本校を選んでいただいたことは大変光栄なことです。
今後も、この貴重なつながりを大切にしていきます。
1番刈り・藍粉成し
梅雨空の合間を狙い6月21日(月)と22日(火)の2日間、1番刈りと藍粉成しを行いました。
除草実習を丁寧に行ってきたことが功を奏し、藍粉成し(葉と茎とに分ける工程)も順調に進みました。
十分に乾燥させた葉は「葉藍」と呼ばれ、染料すくもの原料となります。10月にスタートする染料の製造「寝せ込み」まで、通気性のある袋に入れて貯蔵します。
9月上旬には2番刈りを予定していますが、それまで除草や追肥を行い良質のタデアイの栽培を継続します。
matsushigate藍畑スタート!
このほど、板野郡松茂町にオープンした交流拠点施設「matsushigate(マツシゲート)」に藍畑が併設され、本校植物活用科の阿波藍専攻生2年生6名がタデアイ苗の定植に参加しました。松茂町チャレンジ課の皆さんをはじめ松茂中学校2年生5名らとも一緒に作業を進め、楽しい雰囲気の中で交流できました。
明治時代中期には藍産業で財を成した松茂町は、昨年度からSDGs推進事業に取り組んでおり、その一環事業として今年度からタデアイの栽培に取り組むこととなりました。本校阿波藍専攻班は、タデアイの栽培から天然染料「すくも」の製造までを協働することとなっており、日頃の学習の成果を活かすことのできる絶好の機会としてとらえています。
国府町CATVの取材
このほど、天然酵母のパン「くまごろう」(徳島市国府町)から発売中の藍ワッサン。
今日は、本校阿波藍専攻班の食藍への取組の様子を国府町CATVが取材に来てくださいました。
日頃の取組を広く発信できる機会とあって、いつも以上に目を輝かせていた専攻生でした。
今年の藍畑は元気です!
今年の梅雨は例年よりもかなり早い時季に入りましたが、タデアイたちは大喜びのようです。
昨年の同じ日の記録写真と見比べても、その違いがよく分かります。
6月中旬に予定している1番刈りまで、丁寧な栽培管理を継続します。
本藍染めYシャツ完成!
県教育委員会の先生方から御注文をいただいておりましたワイシャツの本藍染めですが、このほどようやく完成を迎えることができました。
染色を担当した2年生の阿波藍専攻生は、染色前の精錬(熱湯による不純物の除去)に始まり、度重なる染色を経て再び熱湯による灰汁抜きと、ようやく納得の一着に仕上げることができたと満足げでした。
7月の「とくしま藍推進月間」を前に、本藍染めの難しさと奥深さを実感した専攻生でした。
東新町商店街にも(藍LOVEますく)
このほど、東新町商店街のPONT NEUF(ポンヌフ)さんに「藍LOVEますく」を置かせていただくこととなり、阿波藍専攻班3年生の代表生徒2名が納品にうかがいました。
店主のヒサノ ヨシコさんは、日頃より「シャッター商店街に灯りを取り戻す!」と精力的に活動されており、今回の私たちの申し出にも快諾をいただきました。
PONT NEUFとはフランス語で「新しい橋」を意味するとか。文字どおり、阿波藍専攻班と東新町商店街との新しい橋となってくださいました。
今後も、可能な限り商店街の賑わいづくりに参加していきたいと考えています。
カフェギャラリーで展示・即売(阿波藍)
このほど、徳島市地場産業振興協会からのお誘いをいただき、「ギャラリー花杏豆」(徳島市八万町)で、本藍染め商品の販売やパネル展示を行うこととなりました。
ストール(3種類)、マフラータオル、藍LOVEますく、缶バッジを販売しています。
お食事で来店された方の目に止まるように良いスペースを準備していただきました。
日頃の取組が一人でも多くの方に認知していただけると嬉しいです。
◆開催期間:5月12日(水)~5月30日(日)
藍ワッサン ~地元のパン屋さんとのコラボレーション~
このほど、天然酵母のパン工房「くまごろう」様(徳島市国府町)から、タデアイの乾燥葉パウダーを使用したクロワッサン「藍ワッサン」が発売されました。
本校植物活用科の阿波藍専攻班が、農場の一角で無農薬栽培したタデアイの葉を天日乾燥させ、それを障がい者就労支援センター「かがやき」(阿波市市場町)でパウダーに加工していただいています。
コックコートを染色するために来校された「くまごろう」の松浦夫妻からのご提案により、このコラボレーションが進み始めました。
有り難いつながりが、藍の可能性を確実に広げています。
藍LOVEますく ~店頭販売~
このほど、セルフうどんのやました様(徳島市国府町)から、「城西高校の藍染めマスクをうちのお店においてもらっても良いですよ!」と、有り難いお誘いをいただき、早速代表生徒が納品に伺いました。
コロナ禍の影響により、多くのイベントが中止や延期を余儀なくされ、目標を失いかけていた生徒の目に輝きが戻ってきました。
日頃の学習活動の成果を、認知していただく機会をプロデュースしていただいた山下様ご夫妻に感謝申し上げます。
ワイシャツを本藍染め
7月は「とくしま藍推進月間」です。それを前に、県教育委員会の先生方からワイシャツの染色依頼をいただいています。5年前からこの時季の恒例行事ともなっています。
担当しているのは植物活用科2年生の阿波藍専攻生。一人一着を最後の色止めまで責任を持って仕上げていきます。
幾重にも染色を重ね、納得の一着を目指します。
タデアイすくすくと
ゴールデンウィークが明け、久しぶりに藍畑へ行くとタデアイの生育ぶりに驚かされました。
良いタイミングで雨に恵まれ、例年よりも順調に生育しています。
今日は、植物活用科の2年生15名が、株間と畝間の除草実習を丁寧に行いました。
「藍LOVEますく」販売に向けて
新しい生活様式に必須アイテムとなったマスク。昨年度、本校オリジナルの「藍LOVEますく」を製造販売したところ、情報番組で取り上げられたことをきっかけに人気に火が付き、今もなお在庫のお問い合わせをいただいています。
ますく班の担当生徒は、各種イベントに参加して販売できることを楽しみに、分業して丁寧に進めています。
本藍染めヨガウエア ~エシカルファッション~
昨年度、2021年版の新作ヨガウェアの染色でコラボレーションさせていただいた株式会社YinYang(インヤン)【京田辺市とインドネシア バリ島を拠点】から、「阿波藍コレクション(ヨガウエア)の発売が決まりました!」との連絡を受けました。
生徒の手により丁寧に染め上げられた叢雲(むらくも)柄のヨガウエア。モデルと撮影場所(石垣島)、プロカメラマンにより一段とグレードアップしたように見えます。
さらに、秋冬用のヨガウエアの染色依頼もいただき、生徒のモチベーションアップにつながるニュースとなりました。
マスク生地の染色に追われる日々
今や、新しい生活様式には必須アイテムとなった「マスク」。阿波藍専攻班には、県内外からマスク生地の染色依頼が寄せられており、専攻生徒は染色実習に忙しい日々を送っています。
決して焦らず、染色液の状態を考慮しながら丁寧に進めることとしています。
タデアイ苗の定植
4月2日(金)・3日(土)の2日間、タデアイ苗を藍畑(2,000㎡)へ定植しました。
約6,500株もの苗の定植でしたが、阿波藍専攻生が協力して丁寧に実習を進めました。
今後は、かん水、除草、土寄せ、追肥などの栽培管理作業に追われる日々です。
四国ESDフォーラム2021(阿波藍)
このほど、四国地域におけるESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)の実践事例の紹介や意見交換を行うフォーラムに、2年生の阿波藍専攻生4名がオンライン(Zoom)で参加させていただきました。
最初は、「ESD」や「SDGs」など日頃は聞き慣れない言葉に戸惑いもあったようですが、多くの実践事例の発表や意見交換をとおして、自分たちが行っている阿波藍に関する学習がその理念に叶っていることを理解し、より強い自信と誇りにつながったようでした。
本校の事例発表にも多くの関心が寄せられ、今後の活動への参考となるご意見もいただくなど、大変充実した一日となりました。
タデアイが発芽しはじめました!
10日前に種まきを行ったタデアイですが、発芽がはじまり育苗ハウス内が賑やかになってきました。
4月上旬に予定している藍畑への定植までの間、丈夫な苗になるよう全集中で管理します。
本藍染めに興味津々
令和3年2月27日(土)
このほど、海上自衛隊徳島教育航空群指令に着任された町島 敏幸 一等海佐をはじめ群の皆様が本藍染め体験にお越しくださいました。
町島群指令は阿波藍への関心が強く、阿波藍の歴史や伝統技法に関する説明に熱心に耳を傾けておられました。
持参された手ぬぐいを見事な叢雲(むらくも)柄に染め上げられ、満足のご様子でした。
種まき完了!(阿波藍)
令和3年2月24日(水)
昨年よりも3日早く、今年の種まきを行いました。
1週間前に培養土を入れて準備をしておいた128穴のセルトレイ100枚に、阿波藍専攻班2年生8名が分担して丁寧に種まきしました。
染料すくも用品種「白花小上粉」を70枚、食藍用品種「赤茎小千本」を30枚。
発芽が楽しみです。
ヨガウェアの染色 ~その2~
株式会社YinYang(バリ島、京田辺市)から依頼を受けている新作ヨガウェアの染色ですが、いよいよ本日スタートさせました。
「叢雲(むらくも)柄に」というリクエストに全力でお応えすべく、丁寧に心を込めて進めています。
担当した2年生の阿波藍専攻生は、染め上がりを確認し「私が欲しいです!」と自画自賛していました。
ヨガウェアの染色 ~その1~
このほど阿波藍専攻班は、バリ島(インドネシア共和国)と京田辺市(京都府)を拠点にヨガウェアの製造販売を行っている株式会社Yin Yangの2021年新作ヨガウェアの藍染めを担当させていただくこととなりました。
バリ島で縫製されたオーガニックコットンのヨガウエア20組が到着し、染色前の糊抜き作業を行っています。
素材の品質や伝統技法による染色など、消費者にエシカルファッションを提案し続ける同社からの染色依頼は、誇りであり今後の活動への大きな自信ともなります。
専攻生一丸となり、真心を込めて丁寧に進めていきます。
藍畑の準備
この時季の風物詩ともなった藍畑への堆肥の散布を行いました。
湯気が上がる堆肥を20アール(2,000㎡)の藍畑全面へ散布するのに2日かかりました。
トラクターで耕うんしたあとは、4月上旬の苗の定植まで寝かせてやります。
NHK番組で活動紹介(阿波藍)
番組名:「軽四キャンピングカーがゆく」
放送局:NHK総合(四国地区限定)
放送日:令和3年1月22日(金)19時30分~
幼稚園児の本藍染め体験をアシスタント
本校に隣接する加茂名南幼稚園の園児との本藍染め体験交流も、この時季の恒例行事となりました。
この日は、年長組の園児22名が2班に分かれて来校し、準備してきた木綿のハンカチを本藍染めしました。
染色中は、マスク越しの匂いに「くっさーい!」を連発しながらも、鮮やかなブルーに感激した様子でした。
担当した2年生の阿波藍専攻生6名も、園児の目線に合わせて優しく丁寧に対応できました。
8回目の切り返し(阿波藍)
朝 晩の冷え込みからも冬の足音を感じる頃となりましたが、「寝せ込み」(天然染料すくもの製造)はまだまだ熱さ真っ盛りです。
今朝も、2年生阿波藍専攻生(女子8名)が、8回目の「切り返し(打ち水と撹拌)」を担当しました。
切り返しを重ねるたびに、「徐々にかさが少なくなっている。」ということにも気づきました。伝統技法は、体験から学ぶことが多いです。