活動内容

阿波藍専攻班近況報告

大塚製薬徳島美馬工場から本藍染め体験へ

 新工場の竣工に伴い、本藍染めポロシャツの依頼を受けている大塚製薬徳島美馬工場から竹内工場長と4名の従業員が来校し、ポロシャツの本藍染めを体験されました。
 うち1名は2年前に植物活用科を卒業したOGで、ポロシャツのデザインにも関わらせていただいているとか。久しぶりの本藍染めに興奮気味でした。
 このように、実際にポロシャツを着用される従業員の方に本藍染めを体験していただくことで、本藍染めの魅力や私たちの取組を少しでも理解していただけるものと信じています。
 有り難いつながりに感謝しながら、私たちのBLUEを真心を込めて丁寧に表現していきます。
 AWA & OUR BLUE!

  

大塚製薬 徳島美馬工場へ(阿波藍)

 このほど、医薬品の新工場として竣工した大塚製薬徳島美馬工場(美馬市美馬町)から、竣工の記念に従業員のポロシャツを本藍染めして欲しいとの依頼を受け、ポロシャツを受け取りにお邪魔しました。
 竹内工場長から、「美馬市と共に美来創造!」という新工場のコンセプト等々をご説明いただき、改めて郷土を大切に思う企業理念に触れさせていただきました。
 阿波藍専攻生にとって、大きな責任を感じる染色となりますが、いつもどおり1枚1枚真心を込めて丁寧に染色していきます。

    
     
     
熱湯で糊を抜く                 流水でしっかりすすいで乾燥させれば準備完了

東京2020大会ホストタウン相手国 応援動画(阿波藍)

 新型コロナウイルスの影響により延期された東京2020大会に向けて、ホストタウン相手国の代表チームを激励するため、昨年交流のあったネパールとカンボジア代表チームへの応援メッセージを収録しました。(収録:徳島県国際スポーツ大会課)
 阿波藍専攻班2年生8名が、ネパール組とカンボジア組とに4人ずつ別れ、それぞれの国の言葉でエールを送りました。
 この動画は編集後、徳島県のホームページやYou Tube、SNSなどで発信されることになっています。
 
 

とくしまマルシェ ~藍フェア~

7月26日(日)

 新型コロナウイルスの影響により校外での販売活動等を自粛していたため、この日が今年度初のイベントへの参加となりました。
 マスクと手袋の着用や手指消毒の実施など、ウィルス対策を行っての参加となりました。
 あいにくの空模様となりましたが、多くの方にご来場いただき、日頃の阿波藍に関する取組をPRすることができました。
 目玉商品の『藍LOVEますく』は、開店1時間後には完売となり、新しい生活様式の浸透ぶりをうかがうこともできました。
 1番刈りと藍粉成しが終わると、マスクの製作を再開します。
 
      

炎天下での藍粉成し(あいこなし)

 この日は、前日にも増して厳しい暑さに見舞われ、生徒の集中力を奪っていきました。
 前日に収穫したタデアイ約2トンに加え、新たに約1トンを収穫し「藍粉成し」(葉と茎とを分ける工程)を行いました。
 この日は、松茂町チャレンジ課から2名の女性職員が来校され、1番刈りと藍粉成しを体験されました。松茂町では、藍を活用したまちづくり事業を計画されており、今後も本校の阿波藍に関する一貫した取組を工程ごとに体験されることになっています。
 炎天下で行うこの実習では、染料すくもの原料となる「葉藍」と呼ばれる乾燥葉を作ります。新型コロナウイルスの影響により、今年度の生徒の実習が遅れていましたが、今回の長雨によりタデアイの生育が旺盛になり、葉藍の収穫量は昨年度に比べて大幅に増加しそうです。
 あと1週間程度は、1番刈りと藍粉成しが続きます。
 
 
 

1番刈り(阿波藍専攻班)

令和2年7月20日(月)
 長雨等により延び延びとなっていた、今年度1回目のタデアイの収穫「1番刈り」がようやく始まりました。
 1年生は茹だるような暑さの中、初めての実習に戸惑いつつも予定していた面積を丁寧に刈り終えました(約2,000kg)。
 翌日は、「藍粉成し」と呼ばれる葉と茎とを分ける実習です。
 このように、一つ一つの専門的な工程を体験をとおして覚えていきます。
 
 
 
 

県庁内で取組を紹介(阿波藍専攻班)

 7月の「とくしま藍推進月間」を前に、徳島県庁内の県教育委員会フロアで阿波藍専攻班の取組を紹介しています。
 活動をまとめたパネルや、染色実習で製作したTシャツやバンダナなどで推進月間に花を添えることができました。
 
 

梅雨の中休みに(阿波藍専攻班)

 貴重な晴天のもと、1番刈り直前の除草実習を行いました。染料すくもの品質向上のためには欠かすことのできない除草。イネ科やキク科の雑草を見つけては丁寧に抜き取る実習は、暑さとの戦いでもあります。
 
   

オリジナル本藍染めマスクを製作

 新型コロナウイルス感染拡大により、阿波藍専攻班にはマスク生地の染色依頼が寄せられています。
 学校再開後、ようやく本来の姿を取り戻してきたので、念願であった「阿波藍専攻班オリジナル本藍染めマスク」の製作に取り組むこととしました。
 家庭科教員の御指導により、慣れない実習にも黙々と取り組んだ2年生の専攻生。その様子を、追っかけ取材の四国放送が収録してくださいました。
 約1時間で1枚のマスクを完成させ自画自賛の専攻生。
 しばらくの間は、藍畑の管理実習と平行してマスクの製作が続きます。
 
 
 
 
 

臨時休業中の阿波藍の動き

 新型コロナウイルス感染拡大による臨時休業という長いトンネルにも、ようやく出口が見えてきました。
 皮肉なことに臨時休業に入ってから、「マスク用生地の染色を!」という本藍染めの依頼が相次ぎ、担当教員による「大人の実習」が続きました。
 この他にも、タデアイの栽培管理や藍建て(染め液造り)、寝床(染料すくも製造の土間)修繕等々。
 タデアイをはじめ、農場全体が生徒の登校を待ちわびています。