阿波藍専攻班近況報告
自衛隊尽くしの一日(阿波藍専攻班)
11月23日(火)「勤労感謝の日」
この日は、自衛隊の皆様が本藍染め体験にお越しくださいました。
午前中は、海上自衛隊徳島教育航空群の町島群司令が、ご自身の帽子などを持ち込まれ染色を楽しまれました。群司令は藍染めや阿波藍文化について強い関心をお持ちで、本校へは度々お越しになっておられます。
午後は、自衛隊徳島地方協力本部の皆様がお越しになり、阿波藍専攻班の取組や阿波藍の歴史について理解を深められました。本藍染めも楽しまれたり、染料を製造している寝床の見学もしていただいたりと中身の濃い時間を過ごされました。
自衛隊の皆様とは、阿波藍をとおして貴重なつながりを構築しています。今後、さらに活発な交流や連携につながるよう、阿波藍専攻班の可能性を模索します。
染色した帽子と竹筒にご満悦の町島群司令(左)と竹崎隊員 / 自衛隊徳島地方協力本部の皆様と3年生の専攻生(前列右2名)
あいずみスマイリーマルシェで藍染め体験!
2年ぶりに参加させていただいた「あいずみスマイリーマルシェ」(板野郡藍住町勝瑞)では、初めて本校の染色液を会場に持ち込んで藍染め体験ブースを運営しました。
前日に会場に持ち込んでおいた染色液は、一晩中加温していたこともあり出足は順調でしたが、午後には調子が悪くなり十分な色が出ませんでした。改めて、屋外でのイベントの難しさを痛感しました。
海上自衛隊徳島教育航空群の基地祭で藍染め体験!
このほど、海上自衛隊徳島教育航空群で開催された「開隊63周年行事」に参加させていただきました。新型コロナウイルス感染拡大規模を縮小しての開催でしたが、藍染め体験ブースは全国各地からお越しの隊員のご家族の笑顔であふれました。
私たちの日頃の学習活動を、広く発信できた有意義な一日となりました。
寝せ込み順調です!(阿波藍)
天然染料すくもの製造を意味する「寝せ込み」。
5日~7日ごとに行う「切り返し(打ち水と撹拌)」は5回を終え、発酵温度は70℃の大台を超えました。
いよいよ本格的な発酵に突入といったところです。
寒くても「寝床」と呼ばれる土間の上では素足での実習です。発酵の熱やアンモニア臭を直に感じながら、伝統の技術習得に汗を流しています。
海上自衛隊徳島教育航空群より感謝状を頂きました!
このほど、本藍染め体験やオリジナルグッズの製作などで連携や交流を行っている海上自衛隊徳島教育航空群より感謝状を頂きました。
11月1日が「自衛隊記念日」であることから、徳島教育航空群で開催された式典に出席させていただきました。
2年生の阿波藍専攻生2名は、完成したばかりの本藍染めオリジナルグッズを隊員の方へお渡しする機会を得ました。すごく緊張していたようで、マスク越しに引きつった笑顔が分かりました。
今後もこのご縁を大切にし、連携と交流を継続していきます。