活動内容

阿波藍専攻班近況報告

1番刈り・藍粉成し

 梅雨空の合間を狙い6月21日(月)と22日(火)の2日間、1番刈りと藍粉成しを行いました。

 除草実習を丁寧に行ってきたことが功を奏し、藍粉成し(葉と茎とに分ける工程)も順調に進みました。

 十分に乾燥させた葉は「葉藍」と呼ばれ、染料すくもの原料となります。10月にスタートする染料の製造「寝せ込み」まで、通気性のある袋に入れて貯蔵します。

 9月上旬には2番刈りを予定していますが、それまで除草や追肥を行い良質のタデアイの栽培を継続します。

 

 

 

 

matsushigate藍畑スタート!

 このほど、板野郡松茂町にオープンした交流拠点施設「matsushigate(マツシゲート)」に藍畑が併設され、本校植物活用科の阿波藍専攻生2年生6名がタデアイ苗の定植に参加しました。松茂町チャレンジ課の皆さんをはじめ松茂中学校2年生5名らとも一緒に作業を進め、楽しい雰囲気の中で交流できました。

 明治時代中期には藍産業で財を成した松茂町は、昨年度からSDGs推進事業に取り組んでおり、その一環事業として今年度からタデアイの栽培に取り組むこととなりました。本校阿波藍専攻班は、タデアイの栽培から天然染料「すくも」の製造までを協働することとなっており、日頃の学習の成果を活かすことのできる絶好の機会としてとらえています。

 

 

国府町CATVの取材

 このほど、天然酵母のパン「くまごろう」(徳島市国府町)から発売中の藍ワッサン。

 今日は、本校阿波藍専攻班の食藍への取組の様子を国府町CATVが取材に来てくださいました。

 日頃の取組を広く発信できる機会とあって、いつも以上に目を輝かせていた専攻生でした。

 

 

 

今年の藍畑は元気です!

 今年の梅雨は例年よりもかなり早い時季に入りましたが、タデアイたちは大喜びのようです。

 昨年の同じ日の記録写真と見比べても、その違いがよく分かります。

 6月中旬に予定している1番刈りまで、丁寧な栽培管理を継続します。

 

本藍染めYシャツ完成!

 県教育委員会の先生方から御注文をいただいておりましたワイシャツの本藍染めですが、このほどようやく完成を迎えることができました。

 染色を担当した2年生の阿波藍専攻生は、染色前の精錬(熱湯による不純物の除去)に始まり、度重なる染色を経て再び熱湯による灰汁抜きと、ようやく納得の一着に仕上げることができたと満足げでした。

 7月の「とくしま藍推進月間」を前に、本藍染めの難しさと奥深さを実感した専攻生でした。