阿波藍専攻班近況報告
1番刈り(阿波藍専攻班)
令和2年7月20日(月)
長雨等により延び延びとなっていた、今年度1回目のタデアイの収穫「1番刈り」がようやく始まりました。
1年生は茹だるような暑さの中、初めての実習に戸惑いつつも予定していた面積を丁寧に刈り終えました(約2,000kg)。
翌日は、「藍粉成し」と呼ばれる葉と茎とを分ける実習です。
このように、一つ一つの専門的な工程を体験をとおして覚えていきます。
県庁内で取組を紹介(阿波藍専攻班)
7月の「とくしま藍推進月間」を前に、徳島県庁内の県教育委員会フロアで阿波藍専攻班の取組を紹介しています。
活動をまとめたパネルや、染色実習で製作したTシャツやバンダナなどで推進月間に花を添えることができました。
梅雨の中休みに(阿波藍専攻班)
貴重な晴天のもと、1番刈り直前の除草実習を行いました。染料すくもの品質向上のためには欠かすことのできない除草。イネ科やキク科の雑草を見つけては丁寧に抜き取る実習は、暑さとの戦いでもあります。
オリジナル本藍染めマスクを製作
新型コロナウイルス感染拡大により、阿波藍専攻班にはマスク生地の染色依頼が寄せられています。
学校再開後、ようやく本来の姿を取り戻してきたので、念願であった「阿波藍専攻班オリジナル本藍染めマスク」の製作に取り組むこととしました。
家庭科教員の御指導により、慣れない実習にも黙々と取り組んだ2年生の専攻生。その様子を、追っかけ取材の四国放送が収録してくださいました。
約1時間で1枚のマスクを完成させ自画自賛の専攻生。
しばらくの間は、藍畑の管理実習と平行してマスクの製作が続きます。
臨時休業中の阿波藍の動き
新型コロナウイルス感染拡大による臨時休業という長いトンネルにも、ようやく出口が見えてきました。
皮肉なことに臨時休業に入ってから、「マスク用生地の染色を!」という本藍染めの依頼が相次ぎ、担当教員による「大人の実習」が続きました。
この他にも、タデアイの栽培管理や藍建て(染め液造り)、寝床(染料すくも製造の土間)修繕等々。
タデアイをはじめ、農場全体が生徒の登校を待ちわびています。