活動内容

阿波藍専攻班近況報告

タデアイの種まき

 令和2年2月21日(金)と2月26日(水)の2日間、タデアイの種まきを行いました。
 初めて種まきを行う2年生の阿波藍専攻生は、128穴のセルトレイに慎重に種をまきました(1穴当たり3~5粒)。
 2日間で、天然染料すくも用品種「白花小上粉」を60枚と、食藍用品種「赤茎小千本」を10枚まき終えました。
 
 
 

伝統技法を学ぶ ~絞り染め~

 このほど、阿波藍専攻班の2年生6名は、四国大学「藍の家」を訪れ、有内 則子 先生(生活科学部人間生活科学科 准教授)から藍染めの伝統的な模様の付け方(絞り染め)を教えていただきました。
 針と糸とを使った慣れない実習に悪戦苦闘しながらも、伝統技法を習得しようとコツコツと取り組みました。
 次回(2月25日)は、各自が担当した模様の仕上げの時間となり、それまでにデザインを完成させるという宿題が出されました。
 伝統の柄をハンカチやTシャツにあしらい、付加価値をつけた商品作りができるように伝統技術の習得に取り組みます。
  

   

     

まずは土作りから!

 毎年この時季恒例の藍畑への牛糞たい肥の散布を行いました。
20アール(2,000㎡)の藍畑へ約15トンの堆肥を散布するのに、植物活用科の1、2年生総出で2日かかりました。
 その後、トラクタでの耕うんを終えると、4月のタデアイ苗の定植までぐっすりと寝かせてやります。
 
   
    
 

藍色展2020

 このほど、県立21世紀館で開催された「藍色展2020」(県民文化課主催)に、本校からは「タデアイ収穫機」と「本校製すくも」を展示させていただいており、阿波藍専攻生5名が見学に訪れました。
 会場内は、徳島県内はもとより遠くは欧米からの出展もあり、様々な色やカタチで表現されている「藍」に皆一様に感動した様子でした。
 日頃の、自分たちの取組が多くの方々から認知されると共に高い評価を得ていることを知り、益々活動にも力が入りそうです。
 趣向を凝らした照明により幻想的な世界となった会場には、期間中途切れることなく来場者があったということです。
 
 

 

 

6次産業化プロデュース事業成果報告会

期日:令和2年1月25日(土)
場所:徳島県立阿南光高等学校

 今年度の「6次産業化プロデュース事業」(県教委主催)の成果報告会が開催され、本校からは本事業に関わった植物活用科阿波藍専攻生6名が参加しました。
 徳島科学技術高校や徳島商業高校との協働も5年となり、先輩から引き継いだ「阿波藍」をテーマにした商品開発について今年度の成果を発表しました。
 
専門高校での特色ある取組を進路選択に活かそうと、 会場に詰めかけた中学校の生徒や先生方も興味深そうに耳を傾けていました。
 
   
 
 

くまモンが来たモン!

 このほど、くまモンが徳島の藍染めを学ぶために来県しました。
 本校では、阿波藍に関する一貫した学習に取り組んでいる生徒の実習を見学。
 興味深そうに生徒の間をウロウロ。
 せっかくなので、全国発送する種子の選別を手伝ってもらいました。
 あの暴れん坊のくまモンからは想像できないほどの器用さに、皆一様に驚きの声を上げていました。
 楽しい時間はあっという間に過ぎていったのでした。

 
 
 
 

幼稚園児が本藍染め体験

 この時季の恒例行事となった近隣幼稚園との本藍染め体験交流を行いました。
 年長組の園児26名は、思い思いの模様を付けた木綿のハンカチを大事そうに持ってきました。
 年少組の園児も同行し、真剣な眼差しで観察していました。
 高校生は、園児の目線に合わせ丁寧に補助を務めることができました。
 最後は、高校生のトンネルをくぐって「さようなら~!」。
 お互いに、楽しい思い出の1ページとなったようです。
 
 
 

 

6回目の切り返し(阿波藍)

 11月も中旬をむかえ、朝晩の冷え込みも日ごとに厳しくなってきましたが、寝せ込み中の土間の上では葉藍が順調に発酵を続けています。
 今日は、6回目の切り返しを行いました。道半ばといったところでしょうか。今後も、
発酵温度の推移を見守りながら良質の「すくも」を 目指します。

 
 
 
 

台湾のバイヤーとの商談会(阿波藍)

10月30日(水)

 台湾のスーパーマーケットを運営する会社からバイヤーが来校し、本藍染め商品の商談会が行われました。
 過去3回、先輩たちが渡航し販売実習やマーケティングリサーチを行ってきたという実績があるものの、プレゼンを担当した生徒は緊張で笑顔も引きつっていました。
 商談会後はバイヤーの藍染め体験をエスコートし、本来の笑顔に戻りました。
 商談成立の吉報を待ちます。
 

 
 

4回目の切り返し(阿波藍)

10月30日(水)
 寝せ込み(染料すくもの製造のこと)を開始してから間もなく1ヶ月になるこの日、9月の2番刈りで収穫した葉藍(乾燥葉)60kgを混合し、4回目の切り返し(撹拌)を行いました。
 藍住町地域興し協力隊の方々と、JRT四国放送の追っかけ取材が見つめる中、手際よく実習に取り組みました。寝せ込みもいよいよ後半の大事な時期にさしかかり、気の抜けない毎日が続きます。
 
 
 

キタ チャレンジ フェスタ2019に出店(阿波藍)

 阿波藍専攻班は10月19日(土)、20日(日)の2日間、松茂町で開催されたイベントに出店させていただきました。
 お客様からは、今後の商品開発につながる貴重なご意見をいただくなど有意義な時間となりました。
 私たちの取組を初めて知ったという方もおられ、今後も地域に根ざした広報活動を推進していく必要があると感じました。
 ご来場いただきました皆様、本当に有り難うございました。
 
 


 

2回目切り返し(阿波藍)

令和元年10月16日(水)

 1週間ごとの切り返しは、この日が2回目。
 修学旅行中の2年生に代わり、3年生が行いました。
 昨年の経験を活かし、手際良く短時間で完遂しました。
 さすが3年生です。
 徐々に発酵が進み、切り返し翌日の朝には最高温度を記録。
 いよいよ本格的な発酵が始まったという感じです。
 寝せ込みもこれからが本番と言ったところでしょうか。
 
 

 

1回目 切り返し(阿波藍)

 天然染料「すくも」の製造である「寝せ込み」をスタートさせて1週間になったこの日、1回目の「切り返し」(打ち水後に撹拌を行う実習)を行いました。
 初めて経験する2年生の専攻生は、匂いや湯気に尻込みしていましたが、最後まで頑張りました。
 匂いも発酵熱もまだまだこれからであることを知った専攻生の表情が凍り付いていました(笑)。
 
 
 

寝せ込みスタート!(阿波藍)

 令和元年10月2日(水)
 今年度の「寝せ込み」(天然染料「すくも」の製造)をスタートさせました。
 2年生の阿波藍専攻製は初めての実習内容に戸惑いつつも、指示どおりに手際よく完遂できました。(素足で土間に上がるのに一番抵抗があったようです。)
 「すくも」完成までの約2ヶ月間、目に刺さるような強烈なアンモニア臭や70℃に達する発酵熱に耐えながら、1週間ごとに行う「打ち水と切り返し」を重ねていき
す。
 
 
 
 

6次産業化プロデュース事業連携活動(阿波藍)

 今年度で5年目となる「農工商連携 6次産業化プロデュース事業(県教育委員会主催)」の連携活動が本校で開催されました。
 「食藍」をテーマにした連携活動には、本校と徳島科学技術高校、徳島商業高校から代表生徒8名が参加し、藍マドレーヌの製造実習に取り組みました。
 本校食品科学科の教員の指導により、納得のいく商品を製造することができました。
 これらの商品は、10月13日(日)に大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム前で3校が協働で販売することとなっています。
 
 
 

2番刈りと藍粉成し終了!

 昨年は相次ぐ台風に見舞われ、断念せざるを得なかった2番刈りと藍粉成し。
 今年は、素晴らしい天候に恵まれ無事完遂できました。
 10月上旬にスタートする寝せ込み(染料すくもの製造)に向けて、葉藍(乾燥葉)選別の日々です。
 
 
 
 

石川県小松市での藍の交流会

 このほど、昨年度から交流のある石川県の放課後子ども教室「星の子Club」より依頼を受け、藍染め交流会へ参加しました。
 小松市周辺でも、昔は藍染めの文化があったそうで、子どもたちの活動をとおして藍染め文化の復活に向けた取組がスタートするとのことでした。
 本校の取組や製品の紹介には大きな反響があり、製品作りが忙しくなりそうです。
 今後もこれらのつながりを大切にし、JAPAN BLUE が全国各地のそれぞれの地域ならではの色で表現されるよう、微力ながら協力を継続します。

 



 

G20消費者政策国際会合スタディーツアー

 9月5日、6日の2日間、徳島市で開催されたG20消費者政策国際会合。
 その会合に出席していた37の国と地域の消費者行政の担当者約100名が来校し、本藍染めを体験しました。
 本校が推進する消費者教育(エシカル消費)や、阿波藍文化を次代へつなぐ取組などを広く世界へ発信できました。
 

 



ネパールとカンボジアの代表選手が藍染め体験

 このほど、徳島市内でキャンプ中の ネパール カンボジア の水泳とアーチェリーの代表選手らが来校し、阿波藍専攻生の指導により 本藍染め を体験しました。
 言葉は通じなくても、表情でコミュニケーションはできるもの。代表選手らは、染色中の 独特の臭い に困惑した表情でしたが、染め上がりには皆一様に 満足 した様子でした。
 来年のオリンピックに向けて、今回のキャンプが有意義なものとなることを祈っています。
 
 

徳島市の阿波踊りイベント(阿波藍)

令和元年8月12日(月)

 徳島市の阿波踊り初日に東新町商店街で、本藍染め商品の 販売 や生徒の活動をまとめたパネルや本藍染め作品の実物の 展示 、缶バッジの ワークショップ を行いました。このイベントは、「新町地区商店街のにぎわいを支援する会」からの要請により実現しました。
 宮城県仙台市の 「すずめ踊り」 も商店街へ踊り込み、一行を代表して郡和子仙台市長へ阿波藍専攻生が準備したタオルハンカチを プレゼント しました。
 県外からのお客様に対して、伝統産業の継承に日々奮闘している生徒の様子を 広報 することもでき、盛りだくさんの内容のイベントとなりました。
 
 
 

Blue Fes Tokushima2019(阿波藍)

2019年8月11日(日)

 海・空・藍をテーマにした Ah! Oh! の開放区  「Blue Fes」 に参加させていただきました。3年生の阿波藍専攻生は、上板町技の館のスタッフの皆さんと 藍染め体験ブースでの補助 を担当し、体験者に藍染めを楽しんでいただこうと奮闘していました。
 途中、 野老 朝雄さん (2020東京オリパラ公式エンブレムをデザイン)もご来場いただき、生徒と貴重な時間を過ごしてくださいました。
 一年後のオリンピック・パラリンピックの開幕に向けて、尚一層の 「AWA BLUE」 のPRが重要であると感じた一日でもありました。
 
 
 
 

南阿蘇から本藍染め体験に

 このほど、熊本県南阿蘇村で小・中学生を対象に体験型環境学習に取り組んでいる「南阿蘇あそもりん 森のねっこがっこ」から7名が来校し本藍染めを体験しました。
 5年前に、本校の「藍の種子ネットワークづくり」にご応募いただいたのがきっかけとなり今回の交流が実現しました。
 染色の際、一人の女子児童が装着していたゴム手袋を外し「私は手も染める!」と言うと、「私も!僕も!」と5名の児童全員が素手で行うことになり、阿波藍専攻生も尻込みする勢いでした。
 お互いに夏休みの強烈な思い出となったようです。
 
 
   
 

タデアイから沈殿藍を作る

 このほど、四国大学の学生GPによる「沈殿藍(泥藍)の研究」について、阿波藍専攻班が協力させていただきました(昨年度からの継続事業)。
 徳島県立農林水産総合技術支援センターの吉原さんのご指導により、昨年度よりも多い沈殿藍を収穫することができました。
 この沈殿藍が、今後どのようにカタチを変えていくのかを楽しみに見守っていきます。
 
 
 
 

台湾・韓国の高校生との交流(阿波藍)

 梅雨が明け夏本番の暑さとなった本日,2週間前の大学生グループに引き続き今度は台湾と韓国の高校生(21名)が来校し,阿波藍専攻生の指導により本藍染めを体験しました。
 専攻生も先日より積極的に関わることができ,終始和やかな雰囲気で交流することができました。
 今後も,夏季休業中のイベントが目白押しです。夏の暑さ以上の熱さで乗り切っていきます。
 
 
 
 
 

ゴジカル(四国放送)で阿波藍をPR

 このたび、阿波藍専攻生8名が四国放送の夕方の情報番組「ゴジカル」に生出演し、日頃の阿波藍に関する取組や藍染めの魅力をPRさせていただきました。
 本番は、リハーサルまでの穏やかな表情は消え、緊張に引きつった笑顔でなんとか乗り切ることができました。
 7月は「とくしま藍推進月間」ですが、8月、9月と阿波藍や本校の取組をPRする様々なイベントが計画されています。また新たな「つながり」を楽しみにしながら準備を進めていきます。
 
 

徳島ひょうたん島水都祭2019(阿波藍)

 7月13日(土)、14日(日)の2日間、藍場浜公園(徳島市)で開催された「徳島ひょうたん島水都祭2019」。今年も藍染め体験ブースの指導・補助として阿波藍専攻生が参加させていただきました。
 今年で3回目の参加となりましたが、今回は初めて本校製「すくも」を使用していただくことができました。
 2日間、大勢の家族連れ等に楽しんでいただくことができ、ホッと一安心です。
 7月は「とくしま藍推進月間」。積極的に阿波藍の魅力をPRしていきます。
 
 
 

ゆめタウン徳島にて展示中!(阿波藍)

 現在、藍住町の大型商業施設「ゆめタウン徳島」において、藍をテーマにした展覧会(藍住町経済産業課主催)を行っています(7月28日まで)。
 本校からは、本校の阿波藍に関する取組を4カ国語訳(日本語、英語、台湾語、韓国語)したパネルや、生徒の作品などを展示しております。ぜひ御覧ください。
 

韓国・台湾・中国の大学生との交流(阿波藍)

 このほど 、「日本語・日本文化研修」(徳島文理大学国際部主催)で来日中の韓国、台湾、中国の大学生21名が来校し、阿波藍専攻生の指導のもと藍染め体験を行いました。
 最初はお互いに硬かった表情もしだいに打ち解け合い、最後は名残惜しそうに見送っていました。本校で行うこのプログラムも今年で4年目となり、今後も阿波藍の魅力や本校の取組を広く発信できるよう継続していただきたいと願っています。
 
 
 

藍フェア盛況!(とくしま藍推進月間を前に)

令和元年6月30日(日)

 翌日からの「とくしま藍推進月間」を前に、「藍フェア」が「とくしまマルシェ」と同時開催されました。
 本校からは4名の阿波藍専攻生が参加し、自分たちが製作した本藍染め商品の販売や、日頃の「阿波藍」に関する学習活動のPRを行いました。
 あいにくの雨模様となりましたが、商品の売れ行きは天晴れとも言える盛況ぶりでした。
 「とくしま藍推進月間」(7月)と「とくしま藍の日」(7月24日)が、広く県民に認知していただけるよう、積極的な広報活動にも努めます。
 
 

岩手県の中学生が阿波藍を学ぶ

 このほど、岩手大学教育学部附属中学校の6名の生徒が来校し、阿波藍について学習しました。これは、同校が長年継続している「学習旅行」の中の「訪問学習」によるものです。
 対応した2年生の阿波藍専攻生は、理解力の早い中学生に面食らっている様子でした。
 世界で1枚だけの「本藍染めハンカチ」が、徳島での思い出の一つとして色を添えることができれば嬉しいです。